自分を変える!~向き不向きは自分次第~

インタビュー
カテゴリー:インタビュー

第1回 店舗型『みせすはーと』 店長 / 古谷野さん

若手芸人で放送作家としても活動するハイブリッド立花。だが、未だブレイクへの兆しは見えない。

そこで、成功の秘訣と極意に迫るべく、ハイブリッド立花が“成功者”に突撃インタビューを敢行する新企画がスタート!!富と地位を手中に収めた者だけが語ることができる『真の“金言”』に、あなたもきっと心を揺さぶられるはずだ!!

記念すべき第1回は東京・池袋の店舗型『みせすはーと』で店長をつとめる古谷野氏へのインタビュー。親しみやすい人柄の奥に、意外な“ある熱い思い”が!!

男子諸君!!今こそ、勃て!!そして、新たな己に生まれ変われ!!

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―ハイブリッド立花です。よろしくお願いします。まず役職についてお伺いします。

『ハートグループ』が経営する『みせすはーと』という店舗型の店長です。店に入ってからは7~8年ですね。主に接客と女性の勤怠管理、業者さんの対応や打ち合わせなど、店舗運営に関わることすべてに携わっています。

―忙しそうですよね。さっきもお店に伺ったとき、お客さんがいっぱい…。

はい。おかげさまで日々充実しています。

―今のお仕事に就いて一番苦労されたことは何ですか?

女性の対応ですね。もともと、女性と話すのは不得意だったんです。だけど仕事柄それは絶対に必要なこと。次第に慣れて苦手意識は克服しましたが、最初は大変でした。

―嫌になったときもある?

もちろん。特に最初はうまくいかない事ばかりでした。周りも、僕自身も、「この仕事に向いていない」と思っていましたから。ただ、「僕は向いてないから」と諦めるのではなくて、向かせるように自分を変える努力をしようと。そう考えて、苦手でも続けていくことにしました。続けてると、何か見えてくるものです。

img_int_koyano02鬼の棲家からの脱出!!

―この仕事についてからの思い出は?

毎日食わせてもらったメシですね。屋台のバイトで食いつないでて、紹介でこの業界に入ったんですけど、食事に困ることはありませんでした。

―いい体されてますよね。

もとからポッチャリだったんですけど、そこから30キロ太って…。今161センチで0.1トン(笑)。その頃は、ホントに先輩に食わせてもらっていました。おかげで、この仕事を続けられましたね。食の恩はなかなか忘れられないものです。メシを食いながら「オマエは女性の気持ちをわかってない」などと厳しく言われたりしましたが、とても勉強になりました。

―女性の気持ちの理解、大事でしょうね。

良き理解者になることを心掛けてます。男性もですが、自分とは価値観が全然違うこともある。思い込みで人と接しません。

―ちなみに当時の屋台バイトの収入は?

日当13,000円で、9時か10時から始めて22時くらいまで。準備したら、あとは座ってるだけ。

―今の僕のバイトよりいい(笑)!!

これはこれでおいしいなと。でも、僕の周りにいた先輩のシルバー世代を見ていると、なんか、こう…このまま続けていて良いのかなと。そんなとき、今の仕事を紹介してもらったんです。

―最初の頃と比べて、給料はどれくらい増えましたか?

3倍ぐらいですね。

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―スゴイ!!お店で一回遊ぶ金額で例えると何回分くらい?コースとか、オプションにもよるんでしょうけど。

(笑)。40~50回くらい…の感覚ですかね。給料はコンスタントに上がって、役職につくとまたグッと上がります。昇給スピードは早いと思いますよ。僕自身も運が良かったんです。当時の店長が辞めて、じゃ、お前やってみろと。気付いたら店長でした。

―いやいや、努力の賜物じゃないですか! しかし、お聞きしていると、金銭面ではかなり順風満帆で…。

いやいや。実は、借金まみれのときがあったんです。10数年前の歌舞伎町は魔の誘惑だらけで、月20万円の給料で、身の丈に合わない遊びを…。

―キャバクラとか?

あとギャンブル(笑)。当時は、歯を食いしばって、遊んでましたね。ヒリヒリした歌舞伎町で、今日一日の夢を見ようという(笑)。ある意味でイイ雰囲気の街でしたね。でも今思えば、それが鬼の棲家(笑)。今、この仕事で、浮上できて良かったですよ(笑)。これ参考になるんですか?

―まさに、成り上がりですよ!

俺の貧乏飯~あぁ、懐かしのサンロイヤルブレッド

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―その借金まみれだったという時代の、いわゆる“貧乏飯”って何かあります?

100円ショップの8枚切り食パンにマヨネーズを。ヤマザキのサンロイヤルブレッドですね。焼かずに食べてました。

―焼かずに?

マヨネーズパンは、焼かない方がうまいんですよ。焼くと白い部分の甘みがちょっと薄れる気がして。糖というか甘みが欲しいんで、焼かずに食べるんです。100円で3日分、マヨネーズを買うと200円。もちろんマヨネーズはカロリー半分じゃない方で。カロリー減らしてどうすんだと。

―マヨネーズの塗り方は?

僕、パンのみみが好きじゃないんです。みみだけになるとすごい嫌なんで、みみに沿って四角に塗って、あとは、真ん中にピュッとね!

―貧乏飯、久々に食べたくなってきてますよね(笑)。

肉は食いたいときに食う!!

―そうして今、店長にまでなったわけですが、増えた給料の使い道は?

食べ物ですかね。一番好きな食べ物は焼肉ですね。一人前4,000、5,000円するミスジとか、特上カルビとか。8,000円とかするステーキも「食っちゃえ!」みたいな。でも、昔の稼ぎでは、半年に一度しか食えねーよなっていうのが、自分が食いたいときに食える、これはデカいと思います。

―懐具合をを気にする必要がないってことですもんね。まさに成功者の証。肉、食いたくなりますね。

肉は食いたいときに食う! これなんかの見出しで使ってください(笑)。

―わかりました(笑)。行く末は社長目指して?

いい先輩に恵まれたり、運もありましたが、途中で諦めたり投げ出さずに続けてきたからこそ、今の自分があると思います。そうですね、社長目指して頑張っていきたいですね。それに、社長になってからがおいしいんですよ。

―ほぅ!!社長は桁が違う!? 毎日特上カルビ!?

それ、早死にしちゃいます(笑)。

―そうですね、健康でこそ稼げますし、いっぱい肉が食えますから。もしよかったら、今度、ご一緒に…。

(スタッフ)ハイブリッド、肉の話聞いてから急にそんなん、やらしいわ!!

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Interviewer ハイブリッド立花

1983年生まれ。愛媛県出身。放送作家。文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』、Podcast『ユリオカ超特Q無謀な企て』、FMがいや『メロンチックのおらぶラジオ』等、多方面で活動。