“「逆境こそチャンス!」”~社長職を目指して出生街道を駆け上るエリート社員~

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第44回『株式会社プラザ・エンタープライズ』新橋メモリア 部長/阿曽さん(30歳)勤続8年

現在30歳の若さで、株式会社プラザ・エンタープライズグループの部長を務める阿曽さん。23歳で主任となり、半年後には店長。さらに3年でエリアマネージャー、5年で部長職という華々しい出世遍歴の持ち主だ。短期間で年収1000万を軽く超えるほど稼げるまでに上り詰めた彼のサクセスストーリー。そして、それを成し得るまでに至った強い信念を大いに語ってもらった。

『株式会社プラザ・エンタープライズ』新橋メモリア 部長/阿蘇さん

出世の法則

―阿曽さんがこの仕事に就いたきっかけは何でしたか?

もともと学生時代からボーイとして働いていたんですよ。バイトしながらこの仕事の面白さに魅了されてしまって、卒業したらそのまま就職したって感じですね。

―学生バイトから?! 言わば生え抜きのエリートですね。現在は部長職に就いてるそうですが、この肩書きを持つまでどれくらいの時間が掛かりましたか?

まず、卒業してすぐにアルバイトから主任に昇格しました。三ヵ月後に副店長、半年後に店長になりまして、26歳の時にエリアマネージャーになったんです。そこからさらにシニアエリアマネージャーを経て、28歳から現在の部長という立ち位置になりました。

―ということは、5年で部長にまでのし上がったということですね?!そこまでのスピード出世って可能なんですか?!

そこはもう、目の前にある物事や問題をすべてチャンスだと思って引き受けてきたからだと思います。店長に昇格した時から、常にトップで居続けなくてはならない自覚を持って行動していました。例えば、まったく繁盛してないお店を立ち直らせる仕事をもらった時も、普通なら半年から一年かかるところを2カ月で成し遂げましたね。人がやりたがらないことを敢えてやることが、出世の近道なのかもしれません。

『株式会社プラザ・エンタープライズ』新橋メモリア 部長/阿蘇さん―その若さでそこまで達観できているのが正直凄いです。やる気やモチベーションってどこからくるんですか?

私は無駄な努力なんてないと思っている性質なんですよ。無駄だと思うこともチャンス。だからやれるってだけです。モチベーションとしては、人との出会いですね。お客さんやスタッフ、そのほかにもたくさんありますけど。「ありがとう」なんて何気ない挨拶だけでも心って上がるんですよ。あとは、お客さんの楽しそうな表情を見ていると、頑張ろうって気になりますね。

―最近のスタッフは、阿曽さんと同じようにアルバイトから正社員になる方が多いんでしょうか?

今のこの店にはいませんが、系列店には多いですね。ただ、実を言うと当社でアルバイトから社員になった第一号が私なんですよ。それまではこういう形で就職した人間は居なかったと聞いてます。

―ということは、今のスタッフさんはみんな阿曽さんの背中を見て育ってことですよね。

だと嬉しいですね。私の今のメインの仕事は、女性のケアや店舗の運営というよりは、人材育成を含んだ秋葉原・新橋エリアの統括なので。下を育てる立場になった以上は、そう言ってもらうのが一番嬉しいです。

―今はエリア統括ということは、あまり店には出て来られていないんですか?

そんなことはないですよ。特にここは新店ですし、営業中は店を手伝うことも多いです。営業前は各店のミーティングやグループ全体の戦略会議などに出席しています。

―だいぶお忙しそうですが、ちゃんとお休みとってます?

週に1回必ず貰ってますよ。ただ、私の欠点はオンとオフの使い分けができないことで、予定がないと休みの日も仕事しちゃうんですよ。だから最近はよくゴルフに行ってますね。弊社はけっこう頻繁にゴルフ大会が開かれているので、その練習も兼ねて。

―紳士のスポーツ・ゴルフが趣味とは……阿曽さん、けっこう給与は貰っているとみました。 不躾ですが、月収お幾らくらいなのか教えていただけますか?

そうですね……毎月普通車が買えるくらいには貰ってますね。参考までに、店長で年収1000万円を超えました。スタートは一律35万円です。完全に実力主義な会社なので、結果を出せば金額が評価として返ってきますよ。

『株式会社プラザ・エンタープライズ』新橋メモリア 部長/阿蘇さん

人との出会いを大切に

―ベースの給与自体がけっこう高めですよね。ここまで貰っているとなると、その分苦労することも多かったのでは?

新入社員だった時は新宿に住んでたんですが、勤務は新橋だったので毎日2時間半かけて歩いて帰ってましたね。入店直後に新店舗を任されたので、朝10時出勤でラストまでという日々が続いて、さらに歩いて帰るので睡眠時間が毎日2時間程度。これが半年続いた時はけっこうキツかったです。

―辞めたいとは思わなかったんですか?

悔しいこともたくさんありましたけど、それは無いですね。やっぱり、店を立ち上げる醍醐味を知ってからは特に考えなくなりました。24歳でオリーブ新橋という店に立ち上げから関わったのですが、グラスやクロス、店の雰囲気まで自分で決めて、女の子も自分がいちから集めて……。本当に大変だったんですけど、1年後2年後にまた新しい店を立ち上げると、その時にお世話になった人たちが駆け付けてくれるんですよ。前の店のお客さんやキャストの女の子たちが。今でもその繰り返しですね。結局、人と人との繋がりに助けられてます。

―やはり、阿曽さんが仕事の中で心掛けていることは、そうした人との繋がりの大切さなのでしょうか?

そうですね。出会いは何より大事にしてます。パナソニックの創業者の松下幸之助の言葉で「縁ありて花開き、恩ありて実を結ぶ」っていうのがあるんですが、これは私の座右の銘の一つですね。日々新しい出会いはありますが、それを実らせるのは自分次第だということ。私は自分から縁を引っ張ることを意識してます。これが、大きな財産になっていくと信じてるので。

―阿曽さん自身の今後の目標はありますか?

ずばり、社長職ですよ! 弊社の代表が憧れの存在です。上にいけばいくほど、その役職の重みを実感する日々ですし、近づいたようでさらに遠くにいるような方ですけど、グループの膨大な店舗数をまとめている凄さは尊敬しかないですね。その立ち位置まで到達するのが目標です。

―さすが、意識が高い! では、そんな阿曽さんが思う「こんな人がこの仕事に向いている」という人物像を教えてもらえますか?

基本的には学歴は問わないんで、元気があってエネルギッシュならOKだと思いますよ。ただ、体育会系ではないけれど、ルールに対してはきっちりした会社だと思います。その辺りをふまえた上で、稼ぎたい!という欲望を持った人ならどんな人でもウェルカムですよ。お店にもいろんなスタッフが働いてますし、企画系の店舗が多いので、その人の適性を見て、なるべく合ったお店に配置してあげたいですね。

―最後に、これを読んでいる方にメッセージをお願いします!

稼ぎたい人を大募集します! 月100万円欲しいとか、大きいこと言っちゃってください。
また、当グループでは、他業種でもしっかりと企画出しを行った上で、開業支援もしてくれますので、ゆくゆくは念願の独立社長なんてのも可能です。
実現のチャンスはいつでも巡ってきますよ。あとは自分の努力次第です!

―ありがとうございました!

『株式会社プラザ・エンタープライズ』新橋メモリア 部長/阿蘇さん

Interviewer もちづき千代子

編集・ライター。コンテンツ制作スタッフとして数々のジャンルを渡り歩いてきたフリーライター。業界に関わる様々な人々との広~いコミュニティを持つ。
Twitter:@kyan__tama