“×を気にするな!◎に変えろ!”~意識を変えて、人間関係の悩みから脱却せよ~

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第17回『シャインルーナ』 代表/長尾さん

未だ売れる兆しのないハイブリッド立花が、成功者たちへのインタビューから、成功への秘訣と極意に迫る本企画。第17回は、溝の口で17年営業を続けるキャバクラ『シャインルーナ』の長尾店長を訪ねた。

3年続けば老舗と言われるキャバクラ業界において、客足の絶えない人気店『シャインルーナ』を作り上げてきた長尾店長にも、人間関係に苦労した時代もあった。しかし、ある意識の変化によって、悩みを乗り越え、押しも押されぬ店長にまで上りつめたのだった…。

職場で人間関係に悩む人は、どんな業界であってもいる…。今、まさに悩んでいるあなたに届いて欲しいこのメッセージ!!ちょっとした気持ちの変化で、あなたもきっと乗り越えられるはずだ!!

キャバクラ『シャインルーナ』代表/長尾さん人間関係の悩みを乗り越えるために…

―まず、お店の紹介、現在の役職と給料を教えてください

溝の口でオープンして、17年目になるキャバクラ『シャインルーナ』で、店長を務めています。スタッフはキャストが約40名、男性スタッフが約10名。私は店長として、店舗運営を任されています。給料は月50万円がベースで、売り上げに応じた業績給が上乗せされます。年収にすると700万円くらいでしょうか。昔の職場で、自分の年齢プラス1万円もらえたらいいと言われたことがありましたが、今、34歳なので、もらえてるほうかなと思います。

―新入社員の仕事内容と給料は?

最初は、ウェイターとして、ホール業務全般をやってもらい、仕事を覚えてもらいます。お店はチームプレーで運営していきますので、状況に応じて、先輩スタッフのサポートをお願いします。新入社員は28万円からスタート。出勤は16時半で深夜2時には終わります。ちなみに、ご飯は無料ですし、男性スタッフも自宅まで送りますので、給料や待遇は、他のお店と比べてもいいと思います。

―今の仕事を始めたきっかけは何ですか?

前職は、パチンコ店で1年半、建築現場で半年ほど仕事をしていました。高校卒業後、アルバイトとしてパチンコ店で働き始めて、その後、手に職をつけようと考え、建築系の仕事に転職しました。ただ、朝5時に家を出たら、帰宅は夜22時過ぎ。給料も20万円ほどでした。資格が取れるまでは、給料も上がらないので、考え直していたときに、偶然、求人を見て応募し、今に至るという感じです。

―なるほど、そこから、店長へと出世されたのですね。大変だったことはありますか?

店長となる前、人間関係で少し苦労したかなと思います。誰しも考えたことがあると思いますが、自分は周囲の人たちに、どう思われているんだろうと、すごく気にしてた時期があったんです。それを、思いきって気にしないようにしたんです。人間だから、性格が合う、合わないはありますよね。

例えば、相手が自分に○(マル)を出してくれたとしたら嬉しいし、次は◎(ニジュウマル)を目指そうと思えます。でも、×(バツ)を出してくる人もいます。そこで、×(バツ)出されて嫌だな、って気にするところで終わらずに、なぜ×(バツ)を出されたのか、真摯に受け止めて原因を考えて、○(マル)に変える努力をすればいいんです。そう気持ちを切り替えたら楽になりましたね。逆に、自分も×(バツ)を出していたことに気づいたし、それからは、相手の良いとこ見つける努力をして、無理にでも○(マル)出すようにしました。そしたら悩まなくなり、物事がうまくまわるようになりました。

キャバクラ『シャインルーナ』代表/長尾さん

苦労が苦労でなくなる

―社員から店長となって、変化はありますか?

店長になってからは、いつの間にか、苦労を苦労だと思わないようになりました。上にあがってる人は、仕事がつらいと思ってる人はいないと思います。昔、部下に「店長って、すごい大変そうだなと思います」と言われたことがあるんですが、答えから言うと、大変だなんて思ってないんです。当たり前にやってるだけですから。でも大変そうに見えるってことは、それじゃ、上にあがれないよ、ってことだと思います。逆に言うと、苦労を苦労と思わなくなったから、店長になれたのかもしれませんね。

お金の使い方も変わりました。自分に使うだけではなくて、回りの人たちに使うようになりました。忙しいときには、キャストやスタッフに差し入れで栄養ドリンクを用意しておくとか、部下と一緒に遊びに行ったりとか、行きつけの居酒屋の仲のよい店員さんにお小遣いとしてチップをあげたりとか。お金は使わないと入ってこないと思ってますので。自分への大きな買い物はあまりないです。趣味が筋トレなので、何種類かトレーニング器具を買ったり、あとは、たまに特注のスーツをオーダーするくらいです。それでも高くて20万円くらいですね。

―成功者の皆さんにお聞きしてるんですが、貧乏飯ってあります?

そんなに食べる方ではないので、特にないんですよ。食事へのこだわりといえば、健康のために、青汁を定期購入して飲んでるくらいですかね(笑)。

―最後に読者へのメッセージを

男は、一生仕事して生きていくものだと思います。そして、仕事ですから、しんどいこともあります。でも、どうせやるんだったら、楽しく働いて、得るものを得られる働き方をして欲しいです。私としては、このお店がいい雰囲気で、ちゃんと稼ぐことが出来る店となるように、30周年を迎えられるくらいまで頑張ろうと思っています。極端な話、この店で働くことをゴールとせず、ステップアップして独立を目指すのもいいので、一緒に頑張りたいと思ってくれる人と働けるいいですね。

キャバクラ『シャインルーナ』代表/長尾さん

Interviewer ハイブリッド立花

1983年生まれ。愛媛県出身。放送作家。文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』、Podcast『ユリオカ超特Q無謀な企て』、FMがいや『メロンチックのおらぶラジオ』等、多方面で活動。