インタビュー

“2児のシングルファーザー!”~融通の利く環境だからできる!~

カテゴリー:インタビュー

第50回『横浜Red Shoes -レッドシューズ-』店長/鈴木俊二さん(34歳)入社8年

『横浜Red Shoes -レッドシュ―ズ-』店長/鈴木俊二さん

とりあえずでいいんですよ!

―あんまりアツいのって好きじゃないんですよ、子供の頃から・・と口切の言葉とは裏腹に本人にはいささか失礼であるが、一見するとイケイケな感じのするルックスをしている鈴木俊二(以下敬称略)は静かに笑った。彼は全国に65店舗を展開する横浜プリンスグル―プの人気店『横浜レッドシュ―ズ』の店長を務める。アツいのは好きではない……今回の取材で何度か出てくるフレ―ズであるが、もちろん、照れ隠しのひとつなのだろう。少し冗談混じりの目で語るが、その瞳の奥には店に対する情熱は隠せないし、静かながらもアツいものを感じずにいられない。

『横浜Red Shoes -レッドシュ―ズ-』店長/鈴木俊二さん現在34歳です。親の実家の都合で大田区の蒲田なんですけど、育ったのは、ずっと横浜です。適当に遊んではいたけど、一個にのめり込むことはなくて。
中学では陸上競技、高校では硬式テニスをやってましたけど、別に試合に出たいとか、そういうのではなかったんです。
子供の頃の夢? とくに無かったんですよね……。ホントにその頃から何かにアツくなるのが苦手だったですね。今は趣味とかもないですしね(苦笑)
将来の夢もやりたいことが無かった結果、鈴木は高校卒業後はアテもなくフリ―タ―をはじめ、いくつかの職を転々とした後にバッテリ―を販売する会社でバイトとして入社。その後は、その会社で正社員となって、合計4年勤務しました。続いて芸能事務所でタレント・ア―ティストのマネ―ジャ―を担当して大手レコ―ド会社や放送局に出入りしていました。そのマネ―ジャ―業を1年で辞めた後に3ヶ月ほど無職状態が続き、結局、現在勤務しているレッドシュ―ズに入社。26歳の時です。

―なぜ、この世界に飛び込んできたのだのですか?

仕事を探していたけど、まず、やりたくない仕事が職人系、接客業でそれを除いたら仕事が無いんですよ(笑)
その時の就職活動がけっこうひどくて(苦笑)。たとえば、広告代理店だって面接に行ったらネズミ講だったり(笑)。
も~、そこで仕事探しが面倒くさくなりまして。それで同級生のお兄さんがここにいまして、とりあえずで入った感じなんですよね、その時、本当にお金が無くて。
自分から積極的というわけではなかったんです(苦笑)。ただ、その分、不安も無かったですけど

―それが8年前のことであるが……なんだか、つかみどころの無い感じである。
ちなみに、彼自身は業界入り前にキャバクラを利用したことがあるのは「記憶にあるのでは1回だけ」ということで、予備知識はほぼゼロに近かった。
システム自体を理解していなかったので、『本指名』や『フリ―』といった言葉も分からなかったほどだ。
そして、ナイト業界には体育会のタテ社会のイメ―ジと、「女のコにアゴで使われるんだろうな~、みたいな」イメ―ジが強かったという。
しかし、実際に働いてみるとそんなことより、彼にとっては、“別の意味での地獄”が待っていた。

「ス―ツと革靴がキツいなぁ~って」とくに、革靴が履きなれていないから、それが地獄で。ホント、それだけです(笑)。だって、それまでに履く機会、無かったですから。
芸能事務所でマネ―ジャ―の仕事をしている時ですら革靴じゃなかったので、それで歩くと痛いし、キツかった。それに尽きますね(笑)ちなみに、横浜レッドシュ―ズでの仕事は、誰もが最初はウェイタ―から始まるんですよ、入店して最初の3日間は、ただ立っているだけだったという。本当に立っているだけです、仕事中。それほど最初は何もできませんでしたよ。19時の開店から閉店までまで立ってただけ、みたいな。

年収900万円は通過点!『横浜Red Shoes -レッドシュ―ズ-』店長/鈴木俊二さん

―そのような想いをしての横浜レッドシュ―ズでの初月給は?

約30万だったかな? 自分自身がそれまで昼間しか働いたことがなかったので、その時の給料と比べるともらえているほうだと思いました。
ちなみに、現在の給料は年収換算で約900万円程度ですね。もちろん、店を盛り上げてきた結果の対価ですけどね。

―「役職とか欲しくなかったんですけどね~(笑)」と、サラリとした感じで言ったが、業界入り以前はキャバクラに客として行くこともなかった彼がお店の売り上げをアップさせた独自の方法は確かにあった。

それは「平均的な額を使ってくださる常連さんを多く作ること」太いお客様だけを大切にするのではなく全てのお客様を大切にすることですね。ごく当たり前のことですけどね。

―彼は決してアツくモノを語らないが大切にしている事や今後の目標はある!その一つが二人の子供をちゃんと育てて幸せにすることだ。実は鈴木は2児のシングルファザ―なのである。それでも店長を務めることができるのは、それだけ、この店や仲間達やグル―プの理解を得られる環境が整っているからだと痛感する。

シングルファザ―で2人の小さな子供を育てるのは、そりゃ大変です。実際にシングルになる以前と今では仕事のやり方を変えざるをえなかったですし…。1日の生活サイクルでいえば16時から25時まで働いて、家に着くのが明け方で・・そこから7時には子供に朝ご飯を食べさせて保育園に連れていって、掃除や洗濯をしてという感じですかね。だけど、理解がある会社だから、いろいろと相談も出来ますし融通が利きます。自分の母親にも協力してもらっていますから大丈夫です。
もちろん、今回、求人を見て迷っているシングルファザ―の人がいたらアドバイスと、できるだけのフォロ―もしますよ(笑)だから、未経験でも大丈夫ですし、“とりあえず”でも良いので応募してほしいですね。
二つ目は、やはり現在よりさらに上にいってみたいですね!このグル―プは全国にグル―プ展開をしている一大組織ですから!自分がいる位置としては、まだまだ上があるんですよ。折角、ここに入った訳ですからここは狙いたいですね!

―鈴木の「とりあえず」は……「万全ではないけれども、現時点で出来ることとして」という意味で使われている、未経験でスタ―トラインに立つ者を表しているようだ。
“とりあえず”で業界に入りながらも、彼のように確実にステップを駆け上がっている人間がいるのだ。

『横浜Red Shoes -レッドシュ―ズ-』店長/鈴木俊二さんもちろん、決してラクな仕事ではないですけど、思っている以上にクリ―ンな世界です。それこそ、自分が以前いた芸能界の方がドロドロしてましたからね(笑)。とにかく、とりあえず、やってみませんか? もしかしたら意外にも自分に合っている世界かもしれないじゃないですか? だから、本当に“とりあえず”でもいいんです!

―ありがとうございます。

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