インタビュー

“「楽しい!」は自ら作るもの”~チームを盛り上げるリーダー力~

カテゴリー:インタビュー

第29回『ELEANOR EMIRATES CLUB(エレノアエミレーツクラブ)』店長/桑原 琢さん(28歳)入社10年

『ELEANOR EMIRATES CLUB(エレノアエミレーツクラブ)』店長/桑原 琢さん人間関係が全て~自身のできることを精一杯に!

―まずは勤務されているお店について教えてください

キャバクラ「ELEANOR EMIRATES CLUB」で店長を務めています。年齢は28歳、この業界でのキャリアは10年目になります。

―店長というとどのようなお仕事をされるのでしょうか。

店舗運営にかかわる全業務が僕の仕事ですね。日々の営業を行いながら、売上の管理はもちろん、男子スタッフ、キャストの管理、特に僕は男女問わず人材に重点を置いているので、お客様も含めて店内の人間関係を大切にしています。

―業務は多岐にわたりますが、今の年収は?

基本給にボーナスなどが付いておよそ片手

―10年目の節目ですが、この業界に入ったきっかけというと

初めてこの業界に入ったのは19歳のころでした。当時、通っていた専門学校を辞めて飲食店でアルバイトをしていたのですが、何か別の仕事をしたいと考えていた矢先に、キャバクラで働いていた高校時代の先輩から声を掛けられたんです。特別、ナイトビジネスに興味があったわけではなかったのですが、タイミングですね。

―それから現在までこちらのお店で?

いえいえ、最初は別の店ですよ。会社も違います。10年の内2年間はこの業界を離れていた時期もあります。最初の店にはアルバイトで勤め始めたんです。当時の年収は200万円ほど。仕事も決して楽ではなかったですね。

―楽ではない…というと、つらい思い出が?

閉店後の時間ですね。酔いつぶれたキャストの皆さんの介抱をしなければならないんです。
当時もう、どう対応したらいいか全く分からなかったんですよ。新顔のうえ、まだ10代。キャストの皆さんは年上ばかりで相手にされない。四苦八苦でしたね。

―桑原さんは人付き合いは上手そうな印象ですが。

もちろん、今は得意ですよ。先ほど人間関係を大事にしていると言いましたが、それに重きを置くようにしたのは、その時に気付かされたからなんです。どうしようもない場面であっても、仕事はしなければならないじゃないですか。
だからガムシャラにやったんです。そのとき、その瞬間、その状況に応じてできることを最大限やる。
当時の僕にできることいったら、会話ですね。キャストの皆さんと普段からコミュニケーションを積極的にとって僕のことをまずは知ってもらう。そこから信頼関係や信用が生まれて、後はもうスムーズに仕事ができました。大体の問題は人間関係の良し悪しですからね。

大きな野望と志を大切に!『ELEANOR EMIRATES CLUB(エレノアエミレーツクラブ)』店長/桑原 琢さん

―そうなると、こちらのお店の雰囲気はかなり良いと?

そうだと思いますよ。何といっても、僕の店づくりのモットーは「楽しい雰囲気」ですから。それはお客様をはじめ、男性スタッフ、キャストの全員に抱いてほしいことなんです。

―「楽しい雰囲気」とは、どのようにつくるのでしょうか。

仕事はしっかりとやったうえで、みんなが楽しめるようなことをする。基本的には男性スタッフが前に出て楽しませる。部下にはそのように教育しています。

―盛り上げ役になれ、ということでしょうか。

そう。僕はそれを誰よりも率先してやっています。というのも、僕は身長が180cm以上あって、いい感じに横幅もあるので、いやがおうにも目立ってしまうんですよ。だから本来は部下に盛り上げ役を任せてドカッと構えるべきなのでしょうが、うれしいことにお客様にはとても顔を覚えていただきやすいですし、お話しする機会も多い。名実共に顔になっていることもあり、ときにはコスプレなんかもして、店全体が楽しい空気になるように意識的に行動しています。

―コスプレですか!?

年末の時期に、昨年はブルマー、一昨年は白鳥。ドリフのアレです。お客様もスタッフも全員がよろこんでくれたのですが、気分良くそのまま表に出たら、並んで待たれていたお客様が、その姿を見て帰ってしまって。少し反省しましたね(笑)

―本当に楽しそうなお店です。いい具合に年末感を演出されていますね。

年の瀬は書き入れ時ですからね。当社では年末の売上達成率に応じて店長以上の役職にボーナスを支給しています。僕の店は毎年達成しているので、結構な金額になりますよ。一番いいときは達成率150%、ボーナスとし数十万いただきました。

―年末のボーナスはいいですね!稼いだお金はどんなことに使われるんですか?

正直、物欲があまりないので、モノを買ったりしないんですよね・・
それに部下やキャストの皆さんが頑張ってくれているから僕も稼がせてもらっている。だから自分の給料は大概、彼ら彼女らの労いのために使っています。

―上司の鑑ですね!

でも毎年、年始には旅行に行っています。その時だけは仕事のことも忘れて、パーッと使ってますよ。形には残りませんが、思い出を買っているというところでしょうか。

―思い出ですか…では、今後、手にしたい夢や野望はありますか?

仕事でいえば、新店舗の出店と組織の規模拡大です。店舗を出店することは簡単ですが、維持、拡大を実現させるために必要なのは、まず人材。共に上を目指せる人を見付け、育てたいと考えていて、今もそこに向けて歩みを進めています。それに、そう思ってくれる人材が手を上げてくれれば、当社であれば昇格や昇給はすぐに与えることができるので、いい関係をつくれると思います。

―それはお店の制度としてあるものなのですか?

チャレンジポストという制度を導入していまして、通常3年程で店長クラスに昇格するものなのですが、入社1~2ヶ月でも店長になれます。

―いきなり店長ですか!?

いわゆる飛び級ですね。この業界は上がなかなか動かないことが特徴なので、せっかく上昇志向の強い新入社員が入ったとしても、やる気が削がれて辞めてしまうことが多々あります。そこで飛び級なんです。彼らの熱意と可能性をサポートすることで、仕事への意欲を高めると共に、会社との信頼関係も築く。さらに、新人層からの全員が経営者意識を持つことで会社全体の向上にもつながる。一石三鳥ですね。

―どのようなことから、その発想に至ったんでしょう。

誰にでもチャンスを与えたいんですよ。当店の男性スタッフは、業界の経験者ではなく、未経験スタートが多いんです。正直、誰もがすぐにモノになるとはいえません。それでも、当社では男性社員たちのことを「組織の宝」だと考えています。この共通意識の基、特段に目をかけて育てているんですよ。

―「宝」とはすごいですね。どのような待遇なのでしょうか?

金銭面や時間以外にも、ボーナスや社員旅行、独立支援など、男性スタッフが働きたくなる、稼ぎたくなる環境を提供しています。当社がブレずに続けている、いわば根幹ですね。ある意味、楽しい雰囲気づくりもその一環ですよ。男女問わず人材の入れ替わりが激しい業界ですが、当店では長年勤めている男性スタッフの方が多いくらいですから、スタッフにも言わんとすることが伝わっているのではないでしょうか。

―では最後に読者の皆さんにメッセージを

よく言われますが、本当に学歴やキャリアは全く関係のない職種です。そして大金をつかむことができる。大金に近づくチャンスが他職種よりも圧倒的に多いのは事実です。求めているのは、大金が欲しい、大きな野望といったような目標を持っている、負けん気の強い努力を怠らない人。われわれ「ELEANOR EMIRATES CLUB」では、自分の店が持ちたい、経営の最前線に立ちたい方を待っています。

Interviewer 中村 某

編集者・コピーライター。千葉県出身。出版社勤務を経て独立。雑誌やWebで編集記事、広告等を手掛けながら、地域活性化イベント等の企画・運営も行う。
Twitter:@bounakamu
  • このエントリーをはてなブックマークに追加