“『死んだつもり』でドン底から成功者へ！”～お客様とキャストがいるからこそ、今がある～

第13回『ドリームグループ』　店長／吉田さん

未だ売れる兆しのないハイブリッド立花が、成功者たちへのインタビューから、成功への秘訣と極意に迫る本企画。第13回は、吉原で5店舗を展開する『ドリームグループ』の店長吉田さん。しかし、離婚、ギャンブルによる借金苦を経験。あまりの生活の苦しさから、生きることをあきらめかけていた時代も…。

そんな吉田さんには、仕事に対する信念がある。それは、お客様がいて、キャストがいるからこそ、お店があり、今の自分があるということ。この信念が、お客様とキャストのための、より良い環境作りという仕事の原動力となっている。

チームのパフォーマンスを最大化させる有能なリーダーが求められる時代。“リーダーとしての在り方”にもつながる話を聞かせていただいた。リーダーを目指す人たちに、ぜひ、一読して頂きたい。

生きることを諦めかけた、極貧時代

―まず、会社の紹介、現在の仕事内容と給料を教えてください。

吉原で5店舗を展開する『ドリームグループ』で、店長職を努めています。
店長の仕事はキャストのマネージメント、働きやすい環境を整えるということです。業界に入って丸4年。現在の月給は50万円位、賞与や売上に応じた歩合などもあるので、年収にすると700万円～800万円位になります。

―新入社員の仕事内容と給料は？

ボーイの一日は、まず、お客様の麦茶をツクルことから始まります。
次に接客。お客様やキャストのご案内などをします。あと清掃などです。店内での仕事を覚えると、送迎もやります。給料は35万円位になります。

―今の仕事を始めたきっかけは？

以前、結婚していたのですが、事情があり、預貯金や車など全ての物を持っていかれるかたちで離婚しました。そこから、タガが外れて、ギャンブルにはまり、約350万円の借金を作ってしまい、毎月多額の返済をしなければならない状態でした。

その頃、運転代行の仕事をしてはいましたが、全然稼げず、日給が3,500円。何とか家賃だけ支払い、電気、ガス、水道は停止。部屋こそあれど、物も無く、実質ホームレスです。一日の生活費1,500円を握りしめ、タバコと微糖の缶コーヒー、レーズンパンの毎日。いよいよヤバイ、もう死んだほうがいい、と思うようになっていました。

そんな時に、友人から吉原で働いてみたらどうかと言われました。その友人は吉原で働いた経験があったので。この業界は、寮もあり、食事代が日払いでもらえることが多いので、何とか生きていけるなと。それがきっかけです。

キャストの姿から気付かされた“やりがい”

―どうやって、稼げる男に？

私が最初に働いたお店の店長は、真面目で常識があり、人として間違ったことを言わない、とてもしっかりした人でした。この業界に、こんな人がいるということに、正直驚きました。この人についていけば良いことがあると思えました。そして、タイミング良く副店長を任せてもらい、店長をいかにサポートすべきかを考えました。

店長はしっかりした人ですから、キャストに対しても、厳しさがある。そこで、私は、キャストの気持ちを盛り上げ、楽しく前向きな気持ちで働ける環境作りに努めました。それで、いいサイクルが出来上がり、お客様の来店につながっていきました。結果、一年でグループ内№1になれました。お客様に来て頂けるからこそ、キャストが頑張ってくれるからこそ、私も給料が頂けるのです。

―仕事のやりがいを教えてください。

とにかく、私は、稼げてないキャストを稼げるようにしてあげたいです。というのも、今、№1のキャストは、当初、全く稼げず弱気になっていました。“もう辞めたい”というところで、私の何気ない一言で、キャストの仕事への姿勢が変わり、少しずつ人気を集め、一年後に№1になりました。

そんな姿を見て、キャストにいい影響を与えていたんだと気付かされ、逆に、私がやりがいをもらいました。キャストは、いつまでもこの仕事を出来るわけじゃないですし、自分で決めた期間で、しっかり稼いでもらいたい。そのために、サポートする。それが店長としての私の仕事だと思っています。

店長となった今は、お説教もしょっちゅうです。キャストからは、また吉田劇場が始まった、先生みたいだと言われますが、キャストには認めてもらっているのかなと受け止めています。

―ありがとうござます。最後に、この業界を目指す人たちにメッセージを。

真面目でやる気があれば大丈夫。給料もすぐ上がりますし、出世も早いです。何もない私が、まさにそうでしたから。

人生を劇的に変えられるチャンスだととらえて、ぜひ挑戦して欲しいです。