面接時、スーツに合わせる革靴どうする? 色や形、チップデザインのルール

カテゴリー:面接

革靴の紐を結ぶ

「靴は人を表す」という言葉の通り、靴底の減り具合や手入れの仕方など、革靴には人柄が表れるものです。面接官の中には、革靴のコンディションを参考にする人も少なくありません。
今回は面接時のスーツと共に押さえておきたい、革靴のマナーをご紹介します。

【面接時の革靴選び】面接時は「黒」の革靴とダークスーツでキメる

革靴の基本は、スーツの色と合った色を選ぶということ。
ただし面接のようなフォーマルシーンには黒を選ぶのがおすすめです。中高年のビジネスマンにとって、茶色は「不景気の色」というイメージがあるようです。
実際に働く際は、スーツに合わせてこげ茶やキャメル柄などファッショナブルなものを選んでも良いでしょう。しかし面接時には好き嫌いも分かれるため、避けた方が無難。冠婚葬祭にも使えるため、一本持っておいても損はないカラーと言えます。

【面接時の革靴選び】つま先の形はプレーンチップかストレートチップ

つま先のチップ部分の形状は、「プレーンチップ」か「ストレートチップ」がおすすめです。
プレーンチップとは装飾が施されていないシンプルなもの、ストレートチップはラインが一本だけ入ったデザインを指します。シンプルなデザインほど、かかとをあげた時にできる「靴ジワ」が寄りづらいので、長く使い続けることができます。
華美なデザインのウィングチップや、靴の側面と甲部分が分かれたUチップ・Vチップは、面接というシーンではおしゃれ過ぎるので適していません。

【面接時の革靴選び】紐を通す鳩目には「内羽根式」がベター

革靴

続いて、靴紐を通す穴の部分「鳩目」のデザインについてです。
鳩目のデザインには「内羽根式」と「外羽根式」の二つがありますが、面接時には画像のような内羽根式を選びましょう。
「内羽根式」とは羽根の部分が革靴本体と一体化した、切れ込みのようなデザインのものを指します。紐を結ぶと、左右の羽根がぴったりと合わさるのが特徴です。
これに対して「外羽根式」は、革靴の甲に独立した羽根パーツを取り付けたタイプ。紐を通しても左右の羽根が合わさらないことが多いです。

【面接時の革靴選び】靴の素材は光沢のある「本革製」が基本

面接時の革靴の素材は、本革製のものを選びましょう。
革靴によく用いられる牛革は、専用のクリームや靴墨を使って磨くと、透き通るようなツヤが出ます。しっかりと手入れをしておけば、革靴は長く使い続けることができます。
合成皮革やフェイクレザーでできた防水靴などもありますが、面接という場ではあまりおすすめできません。よほどの大雨でなければ、面接時には見た目の良い本革を選んだ方が良い印象を与えることができるでしょう。

【面接時の革靴選び】靴底はゴム製でOK

革靴本体に比べて、靴底はほとんど見た目に影響を与えません。そのため性能を重視したゴム底を選ぶと良いでしょう。
本革製の靴底も存在しますが、一番ダメージが蓄積しがちな靴底には耐久性に富んだゴム製のものが適しています。外歩きも多いナイトワーカーにとって、靴底は丈夫なものを選んだ方が交換の手間も省けます。

長年人を見てきた採用担当は、革靴の状態ひとつでその人の性格や普段の過ごし方を予想することができるとも言います。スーツのシワや小物の使い方に気を配る方は多いですが、靴は見落としがちなポイントです。事前にしっかりとメンテナンスをしておき、面接スタイルに磨きをかけておきましょう。